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2015年07月04日(土) 

 6月29日(土)。この日の研究会は12時から始まるので、午前中にフライショップ「テムズ」を訪問することにした。テレビ塔大通りにはライラックが咲き残っていないかときょろきょろしながら行ったんだが、まったく残っていなかった。残念!
 テムズの入り口の外には可愛い花の鉢植えがあったので近づいてみるとコマクサのようで、さすが北海道だと思ったが、花が白いので不思議な感じを受けた。(後で調べてみるとシロバナコマクサという名であった)。店長の粟崎さんと会い、本の販売のお礼を言い、おしゃべりして、お隣の喫茶店でコーヒーとサンドイッチを食べてから、研究会が行われる北大に向かった。
 その研究会は「東京脳腫瘍研究会」といい、ふだんは東京近辺で持ち回りの会場でやってきたんだが、時には縁のある遠隔地でやることもあった。この会は東大の長嶋先生とボクが1982年に始めたものであり、長嶋先生は20年ほど前に北大の教授になって札幌に引っ越され、そして定年となり、彼の教え子の田中先生が次の教授になり、その田中先生は「東京脳腫瘍研究会」に札幌からはるばる参加してくれていた。そして、良い季節に研究会を札幌でやろうという話が持ち上がり、第116回の今回、田中先生が会長で開催してくれたというわけだ。そんなわけで、今回は関東を含めて道外から10名近くの参加があり、盛会となった。会場は北大の学生実習室であり、クールビズ指定だったので皆さん涼やかな服装だった。
 研究会では症例発表・検討会、記念講演などがあり、活発な意見が交わされ、とても有意義な会になった。ボクも気合いが入って、たくさん発言してしまった。〈あの腫瘍名はおかしい、間違っているのでXXまたは○○に変えるべきだ〉などと過激な意見を言ったような気がする。
 懇親会はサッポロビール園で行われ、皆でバスに乗って行った。一部屋を貸し切り、メインはジンギスカンだった。サッポロビール園はボクはこれまで何度も行っているが、独特の明るい雰囲気があり、大好きな所だ。グループの全員がビールのジョッキを持って立ち上がり、大声で”乾杯”をする姿があちこちで見られ、ドッと笑い声も上がって、盛り上がる。この研究会でも次ぎ次ぎに来賓あいさつがあり、そのつど乾杯が行われた。長嶋先生もお元気であり、長島先生とボクはこの会の創設者として大事にされ、上席に座らされた。
 ジンギスカンのヒツジの肉がとてもおいしいので
「ここのマトンは臭みがなくておいしいねえ」
と言うと、向かい側に座っていた女医さんが
「これラムなんです」
と言う。
「え、ラムなの?どうりでおいしいはずだ。会長の田中先生が奮発したのかな?」
と言うと
「いえ、いまはジンギスカンはどこでもラムなんですよ」
とのこと。あらあら、世の中ぜいたくになったものだ。すると、若い人や子ども達はマトンを食べたことがないかもしれない、と思った。
 酒が入っておいしい物を食べるとむしょうにタバコが吸いたくなる。席の後ろのガラス戸の外はベランダになっていて、ボクは何度か中座してベランダでパイプを吸った。外はひんやりして気持ちが良く、ビール園の赤煉瓦作りの建物や煙突がライトアップされて綺麗だった。パイプの旨さに満足しながら、ベランダからガラス越しに懇親会を見ると、皆楽しそうに笑っていた。ふと、〈俺はいま幸せだな〉と思った。
 二次会もあり、また飲んでおしゃべりしたが、二次会の後半あたりから記憶がなく、どうやって自分のホテルまで戻ったのか、まったく覚えていない。




閲覧数361 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2015/07/04 23:37
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