しつこいついでに、話が出たので、ちあきなおみの「朝日があたる家」を聞いてもらいましょう。
ちあきなおみ(1947年生)を普通の流行歌手と思っておられる方は、この歌を聞いたら考えを変えてくれるかもしれない。
ひとこと言っておきたいのは、このYou Tube動画では、彼女は歌の中の人物になりきっていること。こんなふてくされた感じは彼女には似合わないのです。彼女はすぐれた歌唱力と歌へのまじめな取り組みによって一世を風靡し、人気絶頂のときに、夫兼マネージャーであった郷鍈治が1992年に55歳の若さで死んだ後、あっさりと芸能界を引退して歌うことをやめ、姿を消し、以後いっさいマスコミの前にも顔を見せていないのです。そう、いまやレジェンドなのです。
というわけで、彼女は可愛い、恥ずかしがり屋の女だと思っている。この動画では娼婦を演じていますが、演技力のほうもなかなかのものだと思うが、彼女のファンから見れば”かなり無理をしているな”と思えるのです。
https://www.youtube.com/watch?v=8wydnzOt2OU
僕はちあきなおみの大ファンであり、日本のマリア・カラスとまで思っています。彼女のCDはほとんど持っているし、その中から好きな歌を集めて川野選「ちあきなおみ歌集」を作ったりしています。
ちなみに、ちあきなおみの歌で一つ選べと言われたら、僕は「別れの一本杉」にします。
https://www.youtube.com/watch?v=HXE6RGYarbw