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2016年08月21日(日) 
 8月4日(木)。昨日バンケットに出て、今回のIFFF訪問の主たる目的を果たしたように我々二人は感じていた。また、この日から本格的に一般公開プログラムが始まるが、それは6日(土)まで3日間続くので、明日から出てもじゅうぶん見られる。というわけで、疲れも出てきていたので、この日は1日休むことにした。
 ゴロゴロしていてもいいのだが、昼寝などすると時差への順応がダメになってしまう。で、釣りに行くことにした。
まず、昼食を買いにリビングストンの町に行く。この町は古くからあるようで、古色蒼然とした建物が残っている。町の南外れのスーパーに行って昼食用のものを物色すると、なんと寿司が売っていた!ものは試しと買ってみたが、結果的に食べられたしろものじゃなかった。
 また、僕はパイプをどこかの置き忘れてきていて、それはカットスロートが群れていた小渓流の可能性があった。そこで、釣りを兼ねて探しに行ってみたが、パイプは見つからず、塩澤さんはたくさん釣って上機嫌だった。
 話は変わるが、サイドワインダー(正しくはノーハックル・サイドワインダー)というフライがある。このフライはとてもよく釣れるんだが(ことに水面がフラットで難しい状況で有効)、巻くのが難しく、僕はレネ・ハロップの店で以前買ったものをチマチマ使っていた。今回そのフライの補充をしたくて、河合さんに聞くとドピュイズ・スプリング・クリークのフライショップで売っているという。そこで午後3時頃だったか、その店に行ってみると、男が店を閉めているところだった。僕が来た理由を言うとありがたいことに店を開けてくれた。そしてそのフライはあったんだが、ウィングの出来が悪く、オーナーのバズ・バッシーニさんの話ではハロップ一家が巻いたものじゃないという。彼は、
「ジョージ・アンダーソンの店に行ってごらん。あそこでは本物を売っているよ。少し高いけどね」
「あら、そう、じゃあ行ってみることにするよ」
「ところで、今晩ドピュイで釣りをしたいなら空いているかどうか聞いてあげようか?今はとてもいい状態だよ」
「それはありがたい。ぜひお願いしたい」
彼はすぐに電話をしてくれ、空いているそうで、二人分を頼んだ。料金は一人50ドル。バズはドピュイのポイント・マップで好ポイントを教えてくれた。

 僕たちはエバズハットの近くで釣った。6時頃からユスリカ、カゲロウ、カディスが飛び始め、ポツリポツリとライズ(ディンプル・ライズ)が始まり、僕の20番のサイドワインダーがうまく流れたと思ったら綺麗にフライに出た!寄せてみると40センチメートルほどのカットスロートだった。濃い茶色であり、産卵が近いようだった。そして暗くなるとライズはどんどん増えていった。あるとき、
「釣れたよう!」
という声が聞こえ、行ってみると、塩澤さんにもいいカタのカットスロートが釣れていて、満面の笑みで魚を持つ写真が撮れた。僕たちはライズに囲まれて9時過ぎまで釣りをした。
 ここでの釣りはとても印象深かったようで、塩澤さんは後で何度も
「あの釣りは最高でした!」
と言っておられた。なりゆきでドピュイで釣る事になってしまったわけだが、やって良かったと思った。塩澤さんにフライフィッシングの面白さを味わってもらえたかな、と思った。

閲覧数624 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2016/08/21 14:36
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