先週末、狩野川に釣りに行ったとき、T橋さんからお土産をいただいた。下田産の天然海苔だった。 ずいぶん前、修善寺の「あさば」という旅館に泊まったとき、部屋に七輪が運ばれてきて、中には真っ赤な炭が入っていた。何をするんだろうといぶかっていたら、仲居さんが、板状の海苔をとりだして、これを炭火の上をかるく1回往復させてください。そして、ちぎってご飯に載せて食べてくださいと言う。その香ばしかったことは今でも鮮明に覚えている。仲居さんの話では、その海苔が獲れるのは1年でもその時期だけなのだそうで、運が良かったと言っていた。 このことをT橋さんに話した事があるらしく、彼は覚えていてくれて、今回おみやげに用意していてくれたのだった。 海苔は乾燥してあり、細く、丸まった状態であり、スケスケの網が板状になっていた。色は濃い緑色。焼くと、さらに鮮やかな緑色になり、口に入れると塩気とともに磯の香りがひろがったものだ。酒の肴にはもってこいだった。今では貴重な旬の味であり、ぜいたくと言っていいだろう。T橋さんに感謝!!! ひとつ疑問が残った。海苔の名前だが、袋には書いてなかったのでネットで調べてみたんだが、巾海苔(ハバノリ、ハンバノリ)なのか岩海苔なのかがわからない。おそらく前者なんだろうが・・・。写真を載せておくので分かる人がいたら是非コメントで教えてほしい。 |