饒舌家の軽い言葉に比べ、
発した言葉を背負う・・・。
真摯な方の勲章だと思います。
意気込みを言霊で発したのですから、揶揄する輩は、
はしたないですね。
私も、応援します。
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「見せましょう、野球の底力を」 被災地仙台を本拠とする楽天の選手会長、嶋選手は昨季の開幕前に自ら発した言葉の重みに苦しみ続けた。 野球フアンはもちろん被災者にも感動を与えたスピーチとは裏腹に昨季はチームも自らも不振。 前年に3割を超えた打率は2割台前半。スタメンを外されることもたびたび。捕手としても十分な仕事はできずチームは5位で終った。 スタンドからは「嶋、底力を見せろよ」と容赦なくやじられ、歌詞に「底力」を盛り込んだ応援歌も重荷になった。 「試合後、チームメイトと一緒に食事するのもおっくうになった」円形脱毛症にも悩まされた。 大学時代指導を受けた竹田利秋総監督(71)に悩みを打ち明けた、「スピーチの言葉を背負いすぎているんじゃないか」 竹田総監督には、学生時代の嶋の責任感の強さが印象に残っている。ある部員を厳しく叱ってグランドから排除すると 「戻してやって下さい。自分が言って聞かせますから」と頭を下げた。「何十年も指導してきたがそこまで言える者は数えるほどしかいない」。 視野の広さ、人の気持ちへの敏感さが嶋を縛りつけると感じた。 「はっと気付かされました。野球をやる時は、野球に集中すればいいんだって」と嶋。恩師の言葉が前を向かせた。 何百通も届いたフアンレターには、仮設住宅で生活する家族からの手紙もあった。「一人でも『元気をもらった』と言ってくれればうれしい。でも、全員に納得してもらえるのは優勝だけ」 楽天が仙台にある限り、復興を目指す被災者と一緒に戦っていく。覚悟を決め、嶋は来るシーズンに備えている。(中日新聞) 10日の東京ドームで行われた台湾との復興支援試合では2塁打を打った、今年は良い成績が残せるよう応援したくなった。 |