隣のとろろ園さん ありがとうございます。
加工食品には添加物は付き物ですどんなに気を付けていても食べない分けにはいきません健康体なら自然に排泄されると思いますが少しお手伝いも必要だと思います。自分で安心できる自家製野菜や安全安心のとろろ園のコンニャクで身体のお掃除を行えばより安心ですね。
「子牛と牛乳 母牛の餌が栄養の源」 やまざきようこ 子牛が生まれた。生まれたばかりの濡れた子牛を母牛が必死になめてやる。血行が良くなって、子牛は立ったり転んだりしながら親の乳を探すが、なかなか見つからない。 「おーい、ミルクをやってくれ!」。夫が呼んでいる。母牛から搾った乳を哺乳瓶に入れて子牛にちゅっちゅと吸わせる。初乳を飲べば一安心。お腹いっぱいになった子牛は母牛の横に丸まって眠り始めた。 母牛の乳房は、パンパンに張って、ゴムホースのように太い血管が浮きあがる。乳房が垂れ下がって重そうだ。親牛は水をたっぷり飲んで、土手の青草や畑の牧草、稲わらや米ぬか、トウモロコシや大豆糟(かす)、カルシウムや塩をなめて、乳を出す。食べた物の栄養が血液になって体を循環し、乳房に蓄えられて乳になって乳頭から迸(ほとばし)る。赤い血液が乳房を通り、白い牛乳になって乳頭から細い糸のように溢れている。 かつて和牛繁殖で子牛を育てていたとき、子牛が次々と下痢をして困った。保健所の先生方は牛舎を消毒するようにと言われたが、ある時に岐阜の獣医師さんが「ほとんどの子牛の下痢は、母牛の餌が原因です。親牛が何か良くないものを食べているのでしょう」と言われた。 調べてみたらサイレージ(稲発酵飼料)が二次発酵し、わずかに熱を持ち始めていた。夫は二次発酵前に早く終わらせたくて多めに与えていた。半信半疑でサイレージをやめたら、子牛の下痢は見事に止まった。 親の食べたものが血液となって乳になり、親牛が平気でも、その乳を飲んだ子牛が下痢をする。子牛たちは下痢が長引くと成長不良や、時には死ぬこともある。子牛の下痢が細菌感染ではなく、母牛の餌の中身だったことは衝撃だった。 「お産は富士山へ登るほどの体力を一気に使うもん」「産後の母親は温かいみそ汁を飲んで、程よい食事をとって、心を安静にして子どもにお乳を含ませるようにせなあかん」と、祖母は私たち孫の出産後によく言ったものだ。 元気に出産を終えた母牛の懐に包って、すやすや眠る子牛に安堵する。 (おけら牧場・ラーバンの森経営) × × この、「ラーバンの森から」と云う連載これが28回目のようで毎回私には納得できるので写して見ました。 1960年頃まではこの辺の農家では農耕用に和牛1頭飼っていましたので子供の頃、牛がお産をして子牛をなめる所や立ったり転んだりしながらお乳を探す子牛の姿は実際に見ていました。 餌や肥料の質が大切な事は農家なら誰でも分かっている事ですが中々良い事ばかりは出来ません。人で言えば食事ですが・・・てんてんてんですね。 |