本日、午前中はお仕事。
　お昼には仕出し弁当を食べ、ソファに寝っ転がってBS1でマリナーズ戦を見ていたら、いつの間にか寝ていた。起きてコーヒーを飲んだ。
　午後には特にやることもないので、大島へら鮒釣り場に行った。おとといのへら鮒釣りが終わったとき、大量の餌が余っていた。もったいないので捨てないでとっておいた。それを出してみたら真っ白いカビが生えていた。どうせヘラはフニャフニャ、バラバラしたものなら何でも食うだろうと思い、使ってみた。ところがウンともスンとも反応がなかった。試しに餌の匂いをかいでみるとツンと酢のような匂いがした。やはりこれじゃあダメだなあと思い、古い餌を目の前の浅場に捨て、新たに餌を作り直した。そして、しばらくして釣れ始めたのだった。また、大きなコイが近寄ってきて、捨てた餌を食おうとした。一口食って吐き出し、くるりと回って深場に去って行った。なるほどなあ、腐った餌はコイも食わないんだと納得したものだ。
　この日使った竿は二代目孤舟の竹竿８尺５寸。これで尺ベラを掛けるとスリリングであった。
　６時半には納竿し、帰る道筋にある焼き鳥屋に入った。トマトとつくねが旨かった。
　そして、夜にはホタルを見に行った。望地弁天の近くを流れている湧き水の川で、いま、ホタルがたくさん飛んでいるという。行ってみると列を成して車が停まっていて、家族連れで大勢の人が見に行っていた。ホタルはたくさん飛んでいて、綺麗だった。空中を飛んでいるのを手でつかまえたし、足下の草むらでも数匹を見た。写真を撮ってみたが、なかなか難しい。思いもかけない芸術写真がとれたのでお見せしよう。
　生きていると実感するシーンは人によって様々だろうが、ボクはどうしたわけか、ホタルを見ると実感する。これまで友人をたくさんなくしたが、ああ、まだ俺は生きているなあ、と。お墓の人魂と類似点があるホタル→死者の世界との接点→向こうは死んでいて、こっちは生きている、ということなのかな。