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2012年08月23日(木) 

 昨日の定休日、山梨県の日川に釣りに行った。行く前にすずらんペンションのオーナーに電話で状況を聞くと、ことしはあまり良くないと言う。それじゃあ、去年行きそびれたある沢に行くしかないと思った。今回は2万5千図を用意していった。
 初めての沢に単独で入るので、当日は早起きをして出発した。すずらんペンションに着いたとき、気温はなんと21℃と涼しかった。僕がペンションのオーナーに沢の合流点への降り道を聞いたら、彼は降り口まで一緒に行ってくれ、沢のようすをくわしく教えてくれた。
「合流付近は水が少なく、枝がカブっていますが、しばらく行くと竿が振りやすくなり、水量も増えます。はじめの30分は杣道をただ歩いてください。植林がおわり、自然林になったら、そこから川に降りて釣り始めて下さい。熊鈴を忘れないように」と付け加えたものだ。
 で、彼の言うとおりにやろうとしたが、現実はそうはスンナリとは行かなかった。まず、杣道が見つからなかった。しかたなく急坂を降りて川通しで上流を目指したが、植林地帯はなかなか終わらなかった。僕は汗びっしょりになり、何回も休みながら川の中を歩いた、熊よけの笛を吹きながら。思うに、彼の言う30分はボクの足では1時間以上かかる距離だったようだ。そんな風で釣り始めた時には入渓して2時間以上もたっていた。沢水の水温を計ると14℃以下であった。
 その谷は深く、両岸は急な坂であり、針葉樹林に囲まれて、薄暗かった。川には流木、倒木が多く、遡行しづらかった。そこにはイワナが居て、結局釣った距離は1キロメートル以下だと思うが、10匹は釣ったろう。最大が26センチメートル、最小が20センチメートルくらい。一つのポイントで2匹釣れたこともあった。釣り人はあまり入っていないようであり、鹿(カモシカかもしれない、大きかったので)の足跡を見かけた。途中、大岩の上で一休みして、ごろんと仰向けに寝てみたら、沢の天井になっている樹木の葉の緑が綺麗だった。
 その沢は貴重な釣り場だと思う。相模原から2時間で行けるし、夏でも涼しいし、ちょっと(?)歩けばドライフライでイワナが釣れるのだから。この沢のことは秘密にしておきたいので、ご承知あれ。ま、ボクもいつまで源流帯の釣りができるか、そろそろあやしいんだけれど、ね。
 夕方、高山荘前の本流ですこし釣りをした。奥さんは元気だが、ご主人は体調が悪いらしい。水温は17℃ほどで、アマゴが釣れたが、こっちの魚はスレている感じがした。

X沢





獣道

本流


閲覧数910 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2012/08/23 16:14
公開範囲外部公開
コメント(2)
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  • 2012/08/23 20:27
    さん
    お名前:suzuran BJ

    先生、昨日はお疲れ様でした。
    先生の秘密にしておきたい沢、X沢はおっしゃる通り中々良い沢なのですが野生動物も多く特に真っ黒な奴がたまに目撃されています。まあ、だからこそ良い沢のままで残っているのかもしれませんが。先生にも鈴をと申し上げましたが以後入渓の際は鈴をお忘れなく!老婆心ながら申し伝えます。沢にあった偶蹄目の足あとは本土鹿のようですね。
    また遊びにお出かけください。日川の渓魚たちはアングラーといつでも遊ぶ準備が出来ています。
    次項有
  • 2012/08/23 21:22
    鉛筆狂四郎さん
    suzuran BJさん

    あらあら、予期しない人からの書き込みが来たなあ。
    「狂四郎日記」を見てくれてたんですね。
    今回はおせわになりました。帰りは杣道を通り、道路までの道もわかったので、次回からはもっとスムースに行けます。
    流木、倒木が多かったのは昨年や数年前の大水のせいですかね。
    釣った魚にはまったく触らずにリリースしたので、このつぎ行ったときにはもっと大きくなっているでしょう。
    また、寄らせてもらいます。
    次項有
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