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2014年05月15日(木) 

 春は忙しい、渓流とヘラで。
 今年はおまけにスキューズ本の校正もある。
 ヘラブナは春には産卵(ハタキ、乗っ込み)のために浅場に寄るので、狙いやすく、釣り人は大物を狙って通うことになる。相模湖では今年2回目のハタキに入り、まだ何とか間に合いそうなので、14日、出陣した。
 この日、ボクは「大曲り」というポイントに入った。新緑が鮮やかで、湖面は穏やかだった。釣り始めて1投めか2投め、急に浮きが沈んだ。予想もしていなかったので強い合わせになってしまい、ガツンと手応えを感じた後、竿は軽くなった。仕掛けを見てみると、なんとハリスと鉤の結び目がほどけていた!こんなことは初めてだった。最近相模湖用のハリスを1.5号に上げたので、これだけ太いと緩みやすいのかもしれない。今後は釣り場で使用直前にも強度確認をしようと思った。
 8時半までに3匹が釣れ、1匹は突進して竿はのされ、竿の上半分は水中に持ち込まれた。竿は相模湖の巨べら用に使っているシマノ慶春風硬調振り出し竿12尺なので、穂先抜けの心配は無い。糸を切られるかと思ったが、最後の瞬間に魚は疾走をやめてくれた。上がってきたのは腹パンの見事なヘラ鮒で計測すると44.5センチメートルあった。ボクにとって4匹目の型物であった。
 この日はその後が何もナシだった。浮きは動かず、たまに動いてもハヤが釣れるだけで、それも午後になると魚ッ気がなくなってしまった。ハタキも終わり、ヘラは深場に戻ったか、残ったヘラが居ても食い気が消失したか、どちらかだったのだろう。携帯ラジオをつけると、どうでもいいバカ話をしていた。
 昼過ぎには退屈になり、舟の中で昼寝をした。ぐっすり1時間ほどは寝た。こういう時、テント船はありがたい。夕方まで粘ってみたが、無駄であった。

 春の日、静かな湖面に一人舟を浮かべ、まぶしく輝く緑の中で過ごすことができた。一瞬ではあったが、巨べらとの格闘もあったし・・・
 これ以上、何を望むことがあろうか!



閲覧数805 カテゴリ日記 コメント4 投稿日時2014/05/15 11:52
公開範囲外部公開
コメント(4)
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  • 2014/05/15 16:09
    さん
    お名前:藤やん

    先生の好きな大曲で美形な御嬢さん(笑)を取り込めたのは、まさに最高の瞬間ですね。
    因みに当方も11日の日曜日に今年2枚目の尺半を取り込みました。お正月に釣った尺7寸5分には届きませんでしたが、尺7寸2分ありました。これからは大曲周辺が熱い時期になります。当方も機会を見て攻めてみようと思っています。
    カタモノおめでとうございました。
    次項有
  • 2014/05/15 16:29
    鉛筆狂四郎さん
    藤やんさん

    天気も良く、カタモノも釣れ、いい釣りだったのですが、釣れたのは朝7時半から8時半までの1時間だけで、それ以外の時間はまったくアタリはなかったのです。
    あとで船頭さんに聞くと、皆早上がりをしたとのことでした。皆さん、さすがベテランで、見切りができるのですね。ボクはあきらめが悪いので、なかなか早上がりができません。だけど、この日の午後は全くと言っていいくらい魚ッ気がなかったのです。そんな時は早めに見切りを付けるよう、今後心がけようと思っています。
    次項有
  • 2014/05/15 17:04
    さん
    お名前:藤やん

    度々すみません。
    そんな時も多々あります。でも、見切りも大切ですがそんな時こその食い付き(粘り)も大事ですよね(笑)
    フライフィッシングで培われた先生の感じたままにその日の釣りにチャレンジして下さい。その日の結果はともあれ大事なことだと思います。一回の釣行のひとつひとつが自分の引き出しの中身になると信じています。
    僕も限られた時間の中での釣行にはその日感じた状況の好不調を未だ見ぬ超大型と巡り合えるよう精一杯取り組んでいます。
    ※オーバーかなあ?失礼しました。
    次項有
  • 2014/05/15 18:36
    鉛筆狂四郎さん
    藤やんさん

    いやあ、そうなんですよね。
    そのヘンが釣りの面白い所なんですよね。
    もうとても無理だと思われても、天候が急に変わったりして、魚の食い気が出たりしますからね。だが、このようなことは渓流ではよくあるのですが、野池のヘラブナ釣りではあまりないような気がしています。
    ま、万が一のチャンスにかけるというのも釣りではありますが・・・。
    ”自然の女神の移り気に期待して”という所ですかな。
    次項有
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