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2007年10月03日(水) 
 掛川のライフスタイルデザインカレッジにフライフィッシング部門があるが、第2回目の今年は11名が受講生となった。その中に一人のアメリカ人が居て、名はDビッド。彼はフライフィッシングはまったくの始めてであり、渓流釣りもやったことがないという。
 その彼はまことにマジメにフライフィッシングに取り組み、よく本を読み、練習もしたようで、数ヶ月たった頃からメキメキと腕を上げ始めた。
 そして、ついに9月の大井川源流で生涯初めての鱒-イワナを釣り上げた。その後は川俣川でもイワナを釣り、静岡のある川ではアマゴを釣ったそうだ。
 驚異的な進歩であり、その進歩が早い!
 フライフィッシングというのはやさしい釣りじゃあない。普通はね、フライを始めても1年目は釣れないものだ。僕もそうだったし・・・ それが半年で、しかも自然渓流で!
 彼はサウスカロライナ州の出身で、いずれ故郷に帰るそうだが、彼の地にはブルーリッジマウンテンという美しい山脈があり、ネイティブのブルックトラウトが棲んでいる。アメリカでは釣り人の数は日本よりずっと少ないから、日本より遙かに釣りやすいはずだ。日本の渓流で釣れるようになったのだから、アメリカでは楽々と釣るに違いない。
 これは、ひとえに本人に素質があったこと、本人の努力、そして、良い環境・友人に恵まれたことなどの結果だろう。僕も教えた側としてとても嬉しい。
 だがね、聞くところによるとかなり釣りに狂ってきているらしい。9月30日(日)は朝から雨で肌寒かったが、渓流釣りの最後の日だったし、早朝5時から釣りに出かけたそうだ。奥さんのスザンヌはあきれていたらしい。これでフィッシング・ウイドウが一人できるということになると、僕は恨まれるのだろうか、とやや心配になってきている。
 狂四郎の教え子だから狂五郎という釣号をあげようかと思ったりしている。
 受講生のうちの一人だけをほめるのは講師として公平を欠くという非難の声があがるかもしれないが、Dビッドの狂いぶりは見事であり、ここに取り上げられるに値することは誰しもが認めるところではないだろうか。

閲覧数449 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2007/10/03 00:20
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