6月1日(水) 旅行の最終日であり、この日はさすがに釣りはやらない。旅行に行くとおみやげを買って帰るのが日本の習慣であり、それに従っておけば皆喜ぶので、何を買おうかと考え、職員へのお土産は空港売店でお菓子を買うことにして、自宅用にはやはり海産物がいいと思い、和商市場へ行った。いろんな物を売っていたが、結局買ったのはイクラの醤油漬けと本シシャモで、クール便で送ってもらった。 釧路空港ではレンタカーを返し、六花亭の「雪やこんこ」を買った。時間があったのでぶらぶらしていると、空港の建物の外側には巨大なシマフクロウの彫像があり、何気なしに眺めていたら、ある一点に目が吸いよせられた。それはシマフクロウの足爪が掴んでいる魚だった。先入観もあってサケだろうと思って見ていたら、白点がたくさんあった。よくよく見ると、なんとそれはサケじゃなく、「アメマス」なのであった!!! 僕は驚いていた。シマフクロウにアメマスを掴ませるとは!釣り人以外にこの発想が生まれるとは考えにくい。彫像の作者は釣り人に違いないと、僕は確信したのだった。 また、空港内部の待合室で食べたソフトアイスが濃厚でとてもおいしかった。北海道は牛乳も新鮮だろうし、いい所だな、と思った。 旅行もこれで終わりだ。またしても、いろんな人のお世話になり、この場を借りて感謝したい。ことにであるが、阿寒湖のユスリカの釣りに連れて行ってくれた橘さんには深く感謝したい。あの阿寒湖の夕焼けは刺青のように僕の脳に刻み込まれ、忘れようとして忘れられるものではない。 |