夜
夜は寂しい淋しい 暗闇はなお寂しい淋しい 己の存在を疑う この世の存在を疑う 昼間の職場のあの騒ぎはなんだったのか あれは夢? いや 今が夢? 己の存在が夢? この世のすべてが夢? そして 夢の中へ
会いたい
昨日のことは祭りの後 良くも悪くも騒ぎの後 過ぎた今日の寂しさは 猫にはわからない 誰にもわからない だから ただただ君に会いたい 風になって飛んで行きたい だれにも気づかれずに 吹いて行きたい
老い
おい! 老いはいらないぜ おい! 老いはまっぴらだ おい! 老いは御免だぜ そんなものは知らないね おい! 老いは何者だ おい! 老いはどこにいる おい! 老いは来るのかい やっぱり老いは現れる おい! 老いがやってきた おい! 老いは友達か おい! 老いと仲良しだ それなら 老いもよいものだ
機能停止
疲れたというわけではない 眠いというわけでもない 具合が悪いわけではない 頭がぼうっとしてくる 何も考えられなくなる 私はそれを機能停止してきたという 何のことではない 床につくだけのことだ
× × 筆名「空 流雲」さんの詩集23枚目と24枚目を写しました。 写し間違い御免なさい。
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