書き込み数は6件です。 | ◀▶ |
夜の9時半、いつものようにボクは自宅からクリニックに向かって車を走らせていた。そして三段の滝と名付けられた場所の急な下り坂を降りている時、ある感覚、懐かしいような甘い感覚を感じた。それは久しく忘れていた感覚であった。久しくと言っても何年もというわけじゃない。1-2ヶ月くらいの期間のようだった。それは肺癌が見つかって、その診断と治療に振り回されていた期間だった。そして手術後の体力がすこしずつ回復して余裕が生まれ、そのおかげで戻ってきた感覚のようであり、それは”気力”というか”やる気”と呼んでいいような感覚だった。 手術の後、2 … [続きを読む] |
現在、クリニックは休診中で、ボクは自宅療養中だが、だいぶ元気になってきたと思う。そんな時に釣り仲間が「開成フォレストスプリング」に行くので、もし体調が良ければ参加しませんかと誘われた。釣りのお誘いは基本的に断らないことにしているし、短時間なら問題なかろうと参加することにした。 … [続きを読む] |
宇都宮のO木さんがボクの手術のことを知り、元気づけようとあるDVDを送ってくれた。それは2009年作のインド映画で「3IDIOTS きっとうまくいく」だった。 インド映画はこれまで何本か見たことはあるが、ストーリーがちゃんと出来ていなくて、ダンスばかりだったような気がする。 ところが、これはいい映画だった。つぎつぎと話に引き込まれ、長い映画だったが一気に見てしまった。仲の良い3人の大学生のはなしである。入社面接試験で、3バカのひとりである学生が、試験官から 「社会に出ても妥協をしないで、真実ばかり追いかけるつもりかい?」 と聞かれ、 「 … [続きを読む] |
1月7日、ボクは二俣川にある神奈川がんセンターに入院し、8日には手術を受け、左肺の上葉、つまり肺全体の4分の1を切除した。 … [続きを読む] |
先月末、ミッジフックを買いに行ったワイルドワンでこの本を見つけて購入し、先日読み終わったばかりだ。2007年の発行だし、フライフィッシャーに連載していたそうだから多くの方々は先刻ご承知だろうが、雑誌を読まなくなったボクはまったく知らず、タイトルに惹かれて読んでみたわけだ。 おもしろい!とても面白かった。そんじょそこらの釣りの本ではない!これほどフライに狂った男がいたとは! 増田さんのことはよく承知しているし、狩野川で本人に会ったこともある。会った場所は本の中にも出てくる嵯峨沢橋のすぐ上の所だった。 本を読んで驚いたことは、 … [続きを読む] |
今月8日には肺の手術を受けるが、体力が戻るのに2-3ヶ月はかかるらしく、クリニックも25日まで休診にした。つまり手術の後は戦いの日々となる。いっぽう今はとても元気であり、今のうちに釣りに行っておかないといけない。というわけで追い詰められたボクは正月は毎日釣りに行った。 … [続きを読む] |
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