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2014年05月08日(木) 
  ああ、生まれてきて良かったな、
  って思うことが、何べんかあるじゃない、ね。
  そのために人間生きてんじゃねえのか。
                第39作『男はつらいよ 寅次郎物語』から
 「人間は何のために生きているんだろう?」とは誰しも思うことです。特に十代の頃、さまざまな壁にぶつかり、どうして良いか分からないときに、そんなことを考えます。
 寅さんのおいの満男(吉岡秀隆)も悩み多き高校生です。ラスト近く、寅さんを柴又駅まで見送る途中、満男が「人間は何のために生きているのかな?」と質問します。寅さんは、人類史上永遠のテーマでもある、この疑問に、明快に答えてくれるのです。
 人間は「ああ、生まれてきて良かったな」と感じる瞬間のために生きている、という寅さんのことばには、迷いがありません。「男はつらいよ」には、こうした人生に効くことばが、たくさんちりばめられています。
 第39作『寅次郎物語』は、寅さんがテキ屋仲間の遺児・秀吉少年(伊藤祐一郎)とともに、彼の母親を探す旅の物語です。奈良県吉野の旅館で、秀吉少年が高熱を出して、寅さんが困っているときに、隣の部屋に泊まっていた、秋吉久美子さんふんするマドンナの高井隆子が、一緒に看病してくれます。
 山田洋次監督は一貫して「幸福について」をテーマにさまざまな「家族のかたち」を描いてきました。
 隆子は、自分をそれほど大切にしていない恋人と待ち合わせをしていました。ところが相手は都合で来ず、一人、やけ酒を飲んでいました。そんな隆子が寅さん、秀吉少年と、ひととき家族のように過ごします。
 隆子は、寅さんに身の上話をして、自分を粗末にしてきたと後悔します。それを聞いた寅さんは「大丈夫だよ。まだ若いんだし、これからいいこといっぱい待ってるよ」と優しいことばをかけます。
 寅さんの「大丈夫だよ」はとても心強いのです。涙を流して隆子は「そうね、生きていて良かった。そう思えるようなことがね」と笑顔を見せます。
 この瞬間、映画を観ているぼくたちも、心が洗われるような気持ちになります。そしてラスト、隆子が感じた「生きている喜び」を、寅さんがおいの満男にことばとして伝えます。この「幸福のリレーション」が実に素晴らしいのです。
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 誤字脱字写し間違いあります。

閲覧数989 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2014/05/08 15:28
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コメント(2)
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  • 2014/05/09 09:33
    ちょっとさん
      ありがとうございます。

    こうして毎日写していると娯楽映画の中にもいろいろなことがあるのが分かります。
    当時、笑って見ていただけですが今一度じっくり観たい気がします。
    次項有
  • 2014/05/09 06:38
    第39作を観てみたくなりました。
    次項有
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