みつちゃんさん
ありがとうございます。
みつちゃんあなたは偉い人です。
すべての面で優れていますね。私はボーっと歳をとっただけですテレビや映画観てもボーっとしていて目は開いていても死んだ目でしたもう後の祭りです。
話題もなく貯めた知識もないから写すくらいしか能がありません脳天気です。
これからも出来ることを少しづつやってそして、逝きたいと思います。
今日は小学校の運動会に行って来ました、一年ぶりに公道をセニアカーで通りました。気持ち良かったです。
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第一章 気づくこと 自分を知る どうすれば意識を高く持ち、日々の行動や仕事に生かすことができるのだろうか。私が19年間もプロ野球の世界で現役生活を送ることができたのは、多くの指導者の方々との出会いがあったからだ。 影響を受けた指導者は多いが、一人名前を挙げろと言われれば、やはり野村克也監督(1990~98年 ヤクルトスワローズ監督)の名前を挙げたい。PL学園高校、同志社大学、プリンスホテルと、アマチュア時代から勝利を義務づけられたチームでプレーしてきたが、プロで生きていく術(すべ)を教えてくれたのが、野村監督だった。 私の担当スカウトは、現役時代の最期を監督、選手として一緒に戦うことになる小川淳司監督(現・東京ヤクルトスワローズ監督)だった。当時のヤクルトのショートにはチームの中心選手だった池山隆寛さんがいた。1989年には34本塁打するなど、豪快なフルスイングで「ブンブン丸」と呼ばれた強打者だが、慢性的な故障を抱えていたため、守れるショートを探していたという。 野村監督が「どこかに守備のよいショートはいないのか。ゴロだけ捕れればいい」と聞き、スカウト陣が「打つほうには目をつぶってくれますか?」と名前を挙げたのが私だったのだという。 入団時からの4年間を監督と選手として過ごしたが、野村監督は威圧感があって近寄りがたい存在だった。今でも忘れられないのは入団直後の1995年、明治神宮に首脳陣と選手、スタッフで必勝祈願の参拝をした時のことだ。入団以来、初めて野村監督に声をかけられた。 「おい、お前、そんな身体で野球ができるのか」 私は身長176センチと、プロ野球選手としては小柄のほうだ。ましてや、当時の体重は68キロしかなかった。大柄の選手が集まるなか、この身体でプロ野球選手か、と思われても仕方がなかったのである。今だったら受け答えができるのだろうが、初めて監督に声をかけられた私は緊張しきっていた。ただ「はい」と繰り返すことしかできなかった。 野村監督の指導でまず驚いたのは、米国アリゾナ州ユマ市で行われた春季キャンプだった。練習が終わるとホテルの一室に集められ、毎日1時間のミーテングが行われた。野村監督はあの独特の低い声でぼそぼそと話しながら、横に用意されたホワイトボードにマジックで要点を書いていくのだが、あっという間に文字で埋め尽くされていった。そしてホワイトボードが一杯になると、すぐに裏返して裏面に書き始める。気を抜いている間がなかった。書き漏らさないようにと、ひたすらノートに書き写していった。 ミーティングの内容は、まず「人とは何か」という人生哲学的なことから始まり、プロ野球における組織論、カウント別の打者心理などの各論へと移っていく、野村監督にはいろいろなことを教わったが、なかでも印象に残っているのが、この言葉だった。 「野球選手には、それぞれの役割がある。目立たない脇役でも、適材適所で仕事ができれば貴重な存在になる」 プロ野球選手になれば、誰もが主役になりたいと考える。これまでの野球人生では各チームで四番であったり、エースだった選手の集まりだ。しかし、四番ばかりではチームは成り立たない。私のような派手さのない選手は、脇役こそが生きる道だと気づくことができたのである。 「脇役の一流になれ」 これは私に向けられた言葉のように言われているが、実際は、ミーティングのなかで出た言葉だった。だが、当時の私は自分に向かって投げかけられた言葉だと思って聞いていた。野村監督と出会えていなければ、プロ野球選手として19年間も現役を続けることはできなかったと思っている。 私自身、野村監督に「気づき」を与えてもらったことには間違いない。もちろん、気づくのは自分自身だ。しかし、自分自身の強みや弱みを冷静に分析することは難しい、誰だって自分が可愛いものだ。どうしても自分のことは過大評価してしまう。自分を知るためには、他者の目を通さねばならない時がある。その眼力を持った人物が野村監督のような優れた指導者であれば、幸せなことだ。 今でも野村監督のミーティングをまとめた4年分のノートは自宅に保管している。引退を機に改めて読み返しているのだが、練習で疲れて眠ったせいか、何を書いているのか分からない、本当にミミズが這ったような文字がある。とてもではないが、野村監督に見せることはできない。 × × 誤字脱字写し間違いあります。 |