いよいよ明日の午後から北海道に釣りに行く。去年は行けなかったので2年ぶりになる。行き先は道東は釧路で、旅行の名目は釧路藤プリントのM口さんと出版祝い(ハルフォードの「水に浮くフライとその作成法」)と受賞祝いだが、ほんとうの目的はもちろん釣りである。
M口さんはアメマス釣りをガイドしてくれ、釧路市役所のH田さんが虹鱒釣りをガイドしてくれる予定だ。
今回は特製のオクトーバーカディスを巻いた。これは直訳すると10月のトビケラで、この時期、北海道の川でよく見られるそうだ。サイズは25ミリメートルとかなり大きい。オクトーバーカディスの本場はアメリカ西部であり、ジャイアント・オレンジ・セッジとも呼ばれ、30ミリメートルと巨大である。ともにエグリトビケラ属であり、日本には1種だけ見られ、ジョウザンエグリトビケラで、これが日本のオクトーバーカディスなのだ。
これまでいくつかのパターンが作られてきたが、今回、モリムラ・カディスのスタイルで、オレンジ・ボディのものを作った。使用フックは6番と8番。6番に至っては1個のフライのウィングに6枚ものCDCフェザーを使った、ぜいたくなフライだ。
いかにも巨大であり、北海道の大地に似合う、おおらかなフライだ。
だが、5番ラインでちゃんと投げられるかどうか、ちょっと心配だなあ。