この作品みました。
勿論、テレビで流してくれたものです。
志津さんの再婚相手?が吉田輝雄さんだったような気がしました。
渥美清さんの演技本当に面白くて良かったです。
|
インテリというのは自分で考え過ぎますからね。 そのうち俺は何を考えていたんだろうって、 分かんなくなってくる訳なんです。 第3作『男はつらいよ フーテンの寅』から かつて山田洋次監督は、筆者のインタビューに答えて「寅さんとインテリって、ミスマッチだから似合うんだよなぁ」とおっしゃっていました。まだシリーズが作られていたころのことです。 寅さんとインテリの対決は、シリーズ初期、随分と展開されていました。「ざまあ見ろい、人間はね、理屈なんかじゃ動かないんだよ」(第1作)と、独身時代の博に言い放ったことがあります。 また、「手前(てめえ)さしずめインテリか?」(第2作)は、「さしずめ」という寅さんの言い回しが、なんともおかしいのです。寅さんが、食べ過ぎて胃腸炎を起こし、緊急搬送された金町中央病院の藤村薫医師(山崎努)に、叱られて言い合いになったときのことばです。 何かにつけてストレートな寅さんは、理屈っぽい男が嫌いというわけではなく、理屈を振りかざして、悦に入っているような態度が気に入らないのです。 さて、そのインテリ論ともいうべき寅さんの名言が本編のことばです。『なつかしい風来坊』(1866年)やテレビ版「男はつらいよ」(68~69年)などで、山田監督とともにシナリオを手掛けてきた森崎東監督がメガホンをとった、第3作『フーテンの寅』は、旅先の寅さんを描いたパワフルな異色作です。三重県湯の山温泉の旅館の女将・志津(新珠三千代)に一目ぼれして、そのまま番頭になってしまった寅さん。大学生の弟・信夫(河原崎建三)のことを心配する志津への、「尻っぺたの青いインテリ」の思考回路についての寅さんの理屈です。 つまりインテリは、「テレビの裏っ方でいえば、配線がガチャガチャに込み入ってるわけなんですよね」と見立てているのです。それに対して「私なんか線が一本だけですから、まあ、言ってみりゃ空っぽといいましょうか」と説明します。 多分に謙遜はあるにせよ、寅さんの本音だと思います。想い人の前で調子づいた寅さんは、さらに「たたけばコーンと澄んだ音がします。殴ってみましょうか?」と真剣です。天才俳優・渥美清さんならではの言い回しのおかしさが際立つ、寅さんのインテリ論です。 × × 誤字脱字写し間違いあります。 |