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2014年06月18日(水) 
第二章 気づかせること
  ぶつかり合うことも必要

 チームという集団行動のなかでは、意見がぶつかる時も出てくる。プロ野球では、それぞれがプライドを持った選手の集まりである。テレビ中継では映らない部分だが、ベンチ裏では感情が爆発する時がある。
 思い出すのは、2009年の青木宣親とのやり取りである。クライマックスシリーズ進出をかけて、三位争いをしている最中だった。青木自身の打撃の調子が下降線をたどるなかで、守備でもミスが続いていた。チームの主力である青木はやり玉に挙げられることも多かった。そんななか、ある試合でセンターを守っていた青木の打球へのチャージが遅く、単打で済むはずが、先頭打者を二塁まで進めてしまったことがあった。
 試合中に外野守備・走塁コーチだった飯田哲也さんが青木のミスを指摘したのだが、青木が「そんなことは分かっていますよ」と、反抗した態度を取ってしまった。
 コーチである飯田さんも引くわけにはいかず、激しい口論になった。
「宮本さん、なんとかしてください」
 他の若い選手に言われた私も仲裁に入ったのだが、「いい加減にしろ」と言った私に対して青木は「なんなんですか」と言い返してきた。
 リーダーとしては恥ずかしいことだが、私も性格的にすぐカッとなったしまうタイプである。「なんやと」と一触即発の雰囲気になり、慌てた周りの選手が制止する事態になってしまった。
 試合後、当時の高田繁監督の監督室に呼ばれ、頭を冷やした青木から謝罪を受けて怒りを収めた。引退後に青木と食事をする機会があったのだが、青木自身、「あの頃は病んでいましたから」と当時のことを今でも後悔しているそうだ。
 スポーツ界、特にプロ野球という世界は、上下関係が重んじられる世界である。ビジネスパーソンも同じだと思うが、言葉遣いや挨拶であったり、年長者に対しての最低限の敬意が失われてしまえば、チームとしての規律が失われてしまう。
 一方で、ぶつかり合うことが必要な場面もあると思っている。もちろん、前述した青木のようなケースは、チームの規律を守るうえで認めることはできない。だが、ときには「話を聞いてもらえますか?」と年長者に意見することも必要なことだと思っている。
 引退した2013年には、飯田コーチと外野の守備位置について議論したことがあった。1点取られたら負けるという展開で、ランナーが二塁にいる場面。当然、外野手は前進守備をするのだが、セオリーでいうとセカンドとショートはセンターラインに寄って、二遊間を締めることが多い。本塁までの距離を考えれば、センター前に打球が抜けるのが最も得点につながりやすいからだ。
 一方で、この守備体形では一、二塁間にゴロを転がされると、ヒットになる確率が高くなる。キャッチャーからは、左打者など打者のタイプによっては、守備位置をもう少し考えてほしいという考えがあったのだった。
 7月26日の広島戦(マツダスタジアム)で、広島の丸佳浩にセンター前にサヨナラタイムリーを浴びた場面だ。二塁手の山田哲人は一、二塁間よりに守っていたのだが、センターの上田剛史は定位置から前進していた。その結果、セカンドの横を破られ、センターがライト方向に振られた結果、二塁ランナーの生還を許してしまった。
 試合後には飯田コーチに「飯田さん、あれはダメじゃないですか?セカンドが一塁側に寄っているのなら、センターも右方向に寄せないといけない」という意見をした。
 当然、セカンドを守っていた山田に対しても「お前が一塁側に寄るのなら、センターにもライト側に寄るよう指示を出さないとダメだ」という話もした。
 もちろん、ただ感情をぶつけ合うことは意味がない。だが、勝つために議論を交わすことは必要だと思っている。
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閲覧数926 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2014/06/18 17:02
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