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ミラノ・コルティナ冬季五輪の8日のスノーボード女子パラレル大回転で、掛川市出身の三木つばき選手(22)=浜松いわた信用金庫=は6位入賞した。初出場の前回五輪から4年間、転倒などの不測の事態に備え、体幹を強化するトレーニングを重ねた成果を見せた。金メダルはかなわなかったが、トレーナーは4年後の頂点を信じている。 (小林颯平) 決勝1回戦で転倒し9位だった2022年北京五輪。その後、日本勢で初めて世界選手権優勝(23年)、ワールドカップ総合優勝(25年)など飛躍した。背景には、小学生の頃からサポートする浜松市中央区のジムトレーナーで理学療法士の山地輝幸さん(47)との取り組みがあった。 目指したのは、転倒しそうになっても体勢を立て直せる滑り。スノーボードの転倒の原因の一つに、他の選手が滑走時に残すコース上の溝がある。山地さんは「前の選手が滑ったところ(溝)にハマれば、そのまま行ってしまう。でも、遠心力が強ければ(溝から)ずれる。不測の事態に耐えられるように体幹を鍛えた」と明かす。 競技時の骨盤の位置を細かく確認。足の裏にタオルを踏ませ、急に引っ張って耐える練習もした。プロバスケットボールの男子選手と合同でトレーニングし、強度を競ったこともあった。「コース状況も1人が滑るごとにどんどん変わっていく。雪が解けたり、固まったり。そうなると、いつも同じトレーニングをしていてもだめだった」 三木選手は今大会、予選からバランスを崩したりスピードが落ちたりする場面があっても、持ちこたえて立て直してきた。決勝トーナメントの準々決勝で0秒02差で惜敗したが、成長の跡を刻んだ。 山地さんは今も、帰省時に週1回程度訪れる三木選手を指導する。「運動音痴だけど人一倍負けず嫌いで、どんなリハビリやトレーニングにも泣きながらでも食らいついてきた。できないことも努力でできるようにする子。課題を洗い、4年後に向けて一緒に進化していきたい。次は勝てる」と力を込めた。 × × × 中日新聞電子版をコピーしました。 4年後も見たいですが・・ どうかな? |