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南日本新聞 2013年1月16日付 朝刊 【ひ孫との絆つづる50冊】 鹿児島県西佐多町の末吉キミさん(99)は5年前から、隣の姶良市蒲生町久末に住む、ひ孫の北園梨乃さん(14)=蒲生中学2年、敢汰郎君(11)=蒲生小学校5年=きょうだいと交換日記を続けている。毎日つづった日記帳は50冊目に突入。キミさんは「日記を通してかわいいひ孫たちからパワーをもらっている」と健筆ぶりを発揮している。 キミさんは新聞を読み、字を書くのが大好き。「南日本新聞の南風録から始めて毎日隅から隅まで読む。いま一番興味があるのは政治」という。 交換日記は、小学3年生だった梨乃さんが手紙を出し、筆まめなキミさんが返信、やり取りが続いたのがきっかけ。2007年11月26日にスタートし、同12月から敢汰郎君も加わった。 日記は、どのページからも3人の絆が読み取れる。 「おばあちゃんわげんきですか。ぼくわげんきだよ」「かんたろうさんありがとう。おばあさんはうれしくてなみだがでました」(07年12月、敢汰郎-キミ) 「今日は父の誕生日です。私は帽子と手紙をプレゼントしました」「なんとやさしい子。お父さんがよろこばれただろうと考えます」(12年12月、梨乃-キミ) ひ孫らが学校やクラブ活動の報告をすると、翌日キミさんは1人に1ページずつ、感想や一日の出来事を書いて返す。日記の交換役を務めてくれるのは2人の母親の祥子さん(40)だ。 「おばあちゃんは末吉家の太陽。きちんと答えを返してくれるから、毎日楽しみ」という梨乃さん。敢汰郎君も「次の目標は100冊。ずっと元気でいてほしい」と願う。キミさんは「書くと手と頭を使うから元気が出る。優しいひ孫のおかげで幸せいっぱい。まだまだ続けたい」と意欲満々だ。 (肥後美穂子) 〈読者投稿〉 ひ孫と交換日記で絆を深めているキミさんの記事に心温まった。日記する人たちにそれを毎日運んでくれる人、この三拍子がそろわないとできないことだし、また3人の間柄にも感動する。ひ孫との交流ができる時間は限られている。ひ孫との距離をこんなにグッと近づけている孫娘さんに脱帽だ。私も同じ孫娘の立場として、せっかく元気で長生きしている祖父母にひ孫と接する機会を増やさなければいけないと感じた。キミさんはどんどん脳を刺激され、それが生きがいとなりますます長生きできると思うし、ひ孫さんにとってもこれからの人生において心が育ついい経験だと思うし、やがては祖先を敬う気持ちへつながると思うので孫娘さんに頑張ってほしい。 限りある時間の中でしかも祖父母の脳が元気なうちに1日でも多く、ひ孫との交流をする時間を持っていただくようにすることが孫娘の使命なのではないかなと、心を熱くかき立てられた思いだ。ありがとうございます。 吉満さやかさん 30歳 鹿児島県 × × 誤字脱字写し間違いあります。 |