DeNAの中畑監督が「でも本当のヒーローは山田だったね」と言ったそうだが、その山田選手が中日新聞「この人」に 出ていたので写して見ます。
ヤクルトの優勝に貢献した 山田哲人さん(23)
周囲の評は「マイペース」で一致する。大阪・履正社高時代は練習に通いやすいようにと両親が学校近くに引っ越してサポートしたが、本人は自主参加の朝練習に一度も行かず「だって午後にやる」。一方で人の話を素直に聞く性格は先輩たちに愛された。肩の力が抜けた普段の様子からは、今季の打率3割、30本塁打、30盗塁の圧倒的なプレーは想像できない。
そんな穏やかな性格に火が付くことがある。高校3年の夏、宿敵のPL学園高戦を翌日に控え、入院するほどの体調不良に陥った。本人は出場を直訴。ふらつく体で土壇場にチームを救う一打を放ち、甲子園に導いた。
今季は六月に右足首を痛め、走れない分、狙っていたという本塁打をこの時期から量産。プロ野球史上初の本塁打王と盗塁王の二冠を確実にした。二年連続最下位だったチームが頂点に立つ原動力となり「毎日が充実。一年があっという間に感じた」と振り返る。
カラオケの十八番はヒルクライムの「ルーズリーフ」。周囲に流されずにわが道を行く歌詞の主人公に共感しながら、澄んだ高音で、物語はまだ始まったばかりだと歌う。兵庫県出身。(小林陽彦)× ×今朝の新聞から・・・