書き込み数は2,243件です。 | [ 1 ... 164 165 166 167 168 169 170 171 172 ... 225 ] | ◀▶ |
第二章 気づかせること 超マイナス思考人間 私が初めてキャプテンに指名されたのは、同志社大学4年の時だった。それまでPL学園でもキャプテンを務めたことなかったし、そいう立場とは無縁な性格だと自分でも思っていた。 当時の野口真一監督から部屋に呼ばれ「きょうからお前がキャプテンだ」と指名された日のことは今でも覚えている。 私は、超マイナス思考の人間である。日常生活でも、プレー中も、まずは最悪の事態を想定してから考え始める。そんな性格の人間が、チームスポーツのキャプテンを務めることができるとは思えなかった。PL学園では、立浪さんや片 … [続きを読む] |
バケツ稲二年目 左側のバケツは冬室内に置いたもの、冬の間、緑色で越冬したヒコバエだったが脇に新しい芽が生まれてくると自分は成長を止め枯れ葉に変身してきたような感じがします。 右側のバケツは、そとで完全に枯れてしまったと思ったものだが、4月の初め枯株の中に青いものを見つけ生命力の強さにびっくりしたものです。細く小さな3本は一月前に種籾を蒔いて芽が出たものです。 一月前、枯れ株のわきから、新しい芽の誕生を見たときは舞い上がった気分になってしまいましたがその後、熱がいっぺんに覚めてしまいましたバケツ稲作2年目はダメです。飽いてしまいまし … [続きを読む] |
第二章 気づかされること 「誰も俺の言うことなんて、聞かないんじゃないか」 第一章では、私が選手の立場でいかに気づきを与えられてきたかについて書いた。本章では、気づきを与える立場になった時、いかに苦心してきたかを著したい。 日本代表のキャプテン――。初めて聞いた時には、耳を疑った。アテネ五輪の予選を兼ねて2003年に行われたアジア野球選手権で、長嶋茂雄監督から指名を受けたのは突然のことだった。 7月に代表候補の発表があり、ショートには当時巨人の二岡智宏や西武の松井稼頭央といったそうそうたるメンバーがそろっていた。 「自分が選ばれる … [続きを読む] |
第一章 意識ひとつで結果は変わる気づくこと 野球は奥深いスポーツだ。ひとつ課題をクリアしたと思っても、また新しい課題が見えてくる。私は2013年のシーズンを最後に現役を引退したが、最後の最後にも新しい発見があった。 2013年は代打での起用が多かった。先発出場していれば、4回は打席が回る。先発投手とは3回程度は対戦があるわけで、一試合をトータルで考えることができる。ところが代打は1打席で結果を残さなければいけない。ましてや試合終盤 … [続きを読む] |
第一章 運を引き寄せる気づくこと プロに入って3年目のころまでは験を担いでいた。朝目覚めてから、すべてを同じ順番にこなさないと気持ちが悪かったのだ。例えば靴下を履く順番も、右から履いてヒットを打てなかったら、次の日は左から履いてみる。神宮球場への道順も、結果次第で変えていた。気づけば、そんなルーティンがどんどん増えていった。 ところが、ある時期を境に験を担ぐのを止めた。「俺、なんのために練習しているのかな」と思った … [続きを読む] |
明日は6月1日 ここ一年余り毎月一度朔日に日の出頃に起きようと決めていたが都合で一日前倒しして明日の分を今日早起きした。理由はカミさんが今夜外泊するから、毎回、一人で行って来ているので出来ない事はないのだがもしもの時には困るからね、というわけ。 6月1日は、年始から152日目年末まであと213日ある。 静岡の日の出は4時34分、日没は18時55分。 ●童謡・唱歌 「夏は来ぬ」 卯(う)の花の、匂う垣根に 時鳥(ほととぎす)、早も来鳴きて 忍音(しのびね)もらす、夏は来ぬ さみだれの、そそぐ山田に 早乙女(さおとめ)が、裳裾(もすそ)ぬらして 玉苗(たまな … [続きを読む] |
第一章 準備が意識を変える気づくこと 準備と意識は似ている。野球という競技が他のスポーツと少し違うのは、プレーの最中に「間」が多いことだ。それだけ考える時間があり、準備をする時間がある。どれだけ意識して準備できるかが、結果を左右するわけだ。 意識を変えるためにはどうすればいいのか。凡打が続いたり、エラーをしたりと結果が出ない時に心がけていたのは、「できることをきちんとやる」ということだった。 野球だったら、基本に … [続きを読む] |
第一章 普段の行動こそ、野球の原点気づくこと 私の座右の銘は「球道即人道」である。 この言葉はPL学園高校時代の恩師である中村順次監督(現・名古屋商科大学野球部監督)がよく口にしていた言葉で、卒業生には「球道即人道 中村順司」と筆で書いた色紙をプレゼントしてくれていた。元々は野球に力を入れていた御木徳近(みきとくちか)教祖の言葉で、感銘を受けた中村監督が部訓として使っていたのだそうだ。 野球に打ち込む姿は、人生に向き … [続きを読む] |
第一章 気づくこと 24時間考える 気づきの瞬間は突然訪れることが多い。 ヤクルト入団後、野村監督から「評価は人がするものだ」「変わることを恐れるな」と教わってきた私だが、プロに入ってから、ひとつのターニングポイントがあった。 二年目の、アリゾナ州ユマで行われた春季キャンプ中のことだ。野手全員で盗塁の練習をしたことがあった。ピッチャー役をバッティングピッチャーが努めて、キャッチャーは若いキャッチャーが守備位置に着いていた。キャッチャーが盗塁を刺すための練習である。 ランナーが絶対に走ってくるこの状況では、ピッチャーが投げてから … [続きを読む] |
第一章 気づくこと ボールを胸元に放らないと捕ってくれない先輩 野球をプレーするうえでの基本は、キャッチボールだ。野球経験がある方なら分かると思うが、ボールを狙ったところに投げることは簡単なようでいて難しい。 高校時代を過ごしたPL学園高校には、一学年上の先輩に、後にプロで活躍する立浪和義さんや片岡篤史さん(元阪神)、野村弘樹さん(元横浜)、橋本清さん(元巨人)がいた。吹田市の実家を出て寮生活を送っていたのだが、上下関係にはとても厳しいものがあった。 シートノックでの出来事だった。シートノックとは、各選手が自分のポジションの … [続きを読む] |
[ 1 ... 164 165 166 167 168 169 170 171 172 ... 225 ] | ◀▶ |