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朝日新聞 2013年1月11日付 朝刊 【被災地の今をラジオで伝える 高校生アナウンサー阿部真奈さん】 仮設のスタジオから、張りのある声が流れる。大震災にあった宮城県女川町の臨時放送局「女川さいがいエフエム」。土曜の昼に1時間、生放送を担当している。 父を幼いころ病で亡くし、母と自宅を、津波で失った。祖母と2人で避難所に身を寄せた。「生きる目標を見失いかけた」。たまたま同じ避難所にいた中学時代の先輩から誘われた。人前で話すことには演劇の部活で慣れていた。 「お母さん、今までありがとう」。デビューした一昨年5月、話題は母の日だった。明るい声が … [続きを読む] |
朝日新聞 2013年1月3日付 朝刊 【駐在さんは真のヒーロー】 「お帰りー、風邪ひくなよー」。平塚市北西部、田園地帯が広がる岡崎地区。下校途中の小学生に駐在所の八森武彦警部補(60)が声をかける。子どもたちを笑顔で迎える「町の駐在さん」は、一見温和に見えて、住民の語りぐさの「すご腕」だ。 地域を流れる鈴川沿いの駐在所に赴任したのは7年前。目の前の河川敷には、その10年以上前からホームレスが住み始め、10人ほどが小屋を作って点在するようになっていた。住民の相談を受けた八森さんは、一人一人を訪ね、話を聞き始めた。やがてアパートや就職先の世話を始め … [続きを読む] |
化かしあい 服部 雅充 むかし、あるところにキツネとタヌキが住んでいました。 どちらも化けるのがうまいと自慢していましたが、ある時、どちらが化けるのがうまいか勝負しようということになりました。 「車エビに化けてみろ」とタヌキ。 「おやすいごよう!」と言って、キツネは車エビに化けました。 「おいおい、それはブラックタイガーだろう」 「何言ってる。これが車エビだ!」 「違う、違う。車エビとは、こういうものだ」と、今度はタヌキが車エビに化けました。 「おい、それはバナメイエビだろ」 「お前こそ何言ってる。これが車エビだ!」 タ … [続きを読む] |
シラスウナギ価格 静岡は1キロ100万円 2013/12/14 紙面から ◆好漁なら下がる可能性も ウナギ養殖に欠かせない稚魚シラスウナギの静岡県での漁師からの買い取り価格(浜値)が十三日、昨季と同じ一キロ当たり百万円でスタートすることが決まった。今季の漁(十二月~四月)は出足好調との情報が各地であり、養鰻(ようまん)家は八十万円を提示したが、四期連続の不漁などを理由に漁師側が望む百万円になった。浜値は漁獲量を反映して改定されるため、今後、好漁なら下がる可能性もある。 |
沖縄タイムス 2013年1月3日付 朝刊(共同) 【日本経済ものつくり健在】 円高や新興国勢との競争で逆境にある日本の製造業。空洞化の懸念も広がっているが、ものづくは健在だ。独自の強みを発揮し、日本経済の未来のけん引役を期待される企業を追った。 日立建機は世界的な資源需要のこ拡大を見込み、建設機械の生産能力を大幅に増強中だ。徳川美和執行役常務(62)は「鉱山向けの建設機械事業はどんどん膨れ上がる。われわれの製品は成長産業だ」と自信を見せる。 茨城県ひたちなか市に4工場を増設、2013年度末までの国内投資額は約400億円に達する。雇用も15年度末までに … [続きを読む] |
茨城新聞 2012年6月13日付 朝刊 【久野さん、大森さん最後の仕事】 笠間市のかやぶき職人、久野市雄さん(86)と大森元司さん(84)が、最後の仕事として手掛けた、笠間焼窯元のかやぶき屋根の補修作業を1ヵ月余りかけて終え引退した。共に60年以上にわたり、かやぶきに取り組んできた。10メートル近いはしごに軽々と登り、傷んだかやを丁寧に直した2人は、自らをねぎらうように「よくこの年までやってこられた」と声をそろえた。2人とも後継者はおらず、同市内のかやぶき職人は、ほぼ姿を消す。 久野さんは同市箱田で生まれ育ち、18歳から地元の親方の下で修業を積んだ。「 … [続きを読む] |
河北新報 2012年6月12日付 朝刊 【夢は「いぐなる農業」】 東松島市赤井の農地約1.7ヘクタールにビニールハウス3棟が立つ。ハウス内に、青々としたトマトの苗が広がる。 農業阿部聡さん(34)が2011年11月、仲間3人と設立した農業生産法人の拠点だ。 法人名は「イグナルファーム」。野菜を買う人、会社に関わる人、地域の農業、みんながいぐなる(良くなる)ように――と願いを込めた。阿部さんは代表を務める。 被災地で復旧を目指す生産組織を支援するモデル事業を活用した。土地は新たに購入し、いしのまき農協(石巻市)が国などの補助金で建設した設備を割安で借りた … [続きを読む] |
苦労の末に一つの作品が完成した。それが頭から否定されたらどんな気持ちになるか。積み木を崩された子どもは泣き叫ぶだろう。大人でもふてくされたくなる ▼花巻東高校の千葉翔太外野手を覚えているだろうか。夏の甲子園。ファウルで粘って粘って出塁する小柄な左打者といえば思い出すかもしれない。準決勝で花巻東は延岡学園に敗れた。あの日、千葉君は過呼吸になるほど号泣していた。四カ月後の千葉君はふてくされてなんていない。実に生き生きしていた ▼準決勝の直前、あの「カット打法」はファウルを意図して打っていると禁止されてしまった。一五六センチの千葉君が … [続きを読む] |
東京新聞 2012年5月29日付 朝刊 【ガールズケイリン50歳のデビュー】 夢を追いかけるのに年齢なんて関係ない。48年ぶりに復活する女子競輪(ガールズケイリン)で、娘のような選手たちに交じりデビューを待つ人がいる。高松美代子さん、50歳。熟年パワーで若さを蹴散らすか。 朝の川崎競輪場を訪れると、6台の自転車が縦に一直線に並びバンクを疾走していた。ハート柄のピンクのパンツが高松さんだ。屈強な男子選手にも負けずについていく。 一周400メートルを30周、計12キロを一気に走り終えた高松さんに声を掛けると「今朝はこれで30キロほど走りました」と、過酷なトレー … [続きを読む] |
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