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俺はおめえ、リリーの夢を見てたのよ。 第25作『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花』から 浅丘ルリ子さんふんする放浪の歌姫・リリーの本名は松岡清子。その三度目の出演となった、第25作『寅次郎ハイビスカスの花』は、1980年の夏に公開されました、巡業に出かけた沖縄で倒れ入院したリリーのために、苦手な飛行機に乗って飛んでいった寅さん。その気持ちがうれしくて、最高の笑顔を見せるリリー。 第11作『寅次郎忘れな草』の網走での出会い。第15作『寅次郎相合い傘』での函館での再会。根無し草の二人は、お互いの悲しみを共有でき … [続きを読む] |
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よお、備後屋(びんごや)、相変わらずバカか? 『男はつらいよ』各作から 寅さんは柴又に帰ってくると、参道を歩く備後屋さんに「よぉ、相変わらずバカか」と声をかけます。いきなり相手にそんなことを言うのは失礼ですが、幼い頃よりお互いを知っている親しみと気安さからということは、よくわかります。 その備後屋さんを演じたのは、装飾・小道具スタッフである露木幸次さん。役者さんではありません。持ち前の明るいキャラクターで、現場を和ませてきた、名物スタッフの一人です。 露木さんが、二代目・備後屋を襲名したの … [続きを読む] |
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渡り鳥の北帰行もそろそろ終わる頃だろうか。去ってはまた来(きた)る鳥を見守る日本人の心のやさしさに触れた噺(はなし)がある。落語には珍しく水戸黄門が登場する「雁風呂(がんぶろ)」だ。 身分を隠してお忍びの旅を続ける黄門公。東海道は遠州掛川宿に近い茶店で休憩をとる。奥の小上がりの座敷に通された黄門公は、場所柄少し不似合いな屏風(びょうぶ)に目をとめた。 狩野派の高名な絵師の筆に間違いはないが、黄門公が不思議に思ったのはその図柄。 浜辺の松に雁とは妙じゃ。雁ならば月、あるいは水辺の蘆(あし)との取り合わせが定石だ。松ならば鶴であ … [続きを読む] |
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〈特別篇〉寅さんの“家族の”ことば・御前様のことば 仏様は愚者を愛しておられます。 もしかしたら、私のような中途半端な坊主より 寅の方をお好きじゃないかと、そう思うことがありますよ。 第39作『男はつらいよ 寅次郎物語』から 第1作で寅さんが20年ぶりに柴又に帰ってきたのが、帝釈天の宵庚申の縁日です。おいちゃん、おばちゃん、さくらより前に、寅さんが帰還を報告するのが、御前様こと題経寺の住職・坪内日奏(笠智衆)でした。 寅さんが、父・車平造と柴又芸者お菊との間に生まれてほどなく、お菊が関西に … [続きを読む] |
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〈特別篇〉寅さんの“家族の”ことば・タコ社長のことば おばちゃん大変だねぇ、 寅さん、恋の病で寝込んじゃったっていうじゃないか。 第12作『男はつらいよ 私の寅さん』から とらやの裏手で、朝日印刷株式会社を経営している、タコ社長には、劇中ほとんど呼ばれませんが、桂梅太郎というれっきとした名前があります。終戦直後、奥さんと始めた印刷工場を、昭和40年代から平成にかけての、激動の日本経済のなかで、どうにかこうにか切り盛りしてきました。 おいちゃんこと、車竜造とは昔なじみということもあり、車一家 … [続きを読む] |
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〈特別篇〉寅さんの“家族の”ことば・満男のことば おじさんは、他人の悲しさや寂しさが、 よく理解できる人間なんだ。 第47作『男はつらいよ 拝啓車寅次郎様』から 博とさくらの一人息子・満男は、第1作のラストで誕生しました。変わらないことを身上とした「男はつらいよ」のなかで、子供から大人へとダイナミックな成長を遂げていったのが、満男です。第27作『浪花の恋の寅次郎』からは、それまでの中村はやとくんとバトンタッチして、『遥かなる山の呼び声』(1980年)で倍賞千恵子さんの息子役で出演した吉岡秀隆くんが演じることとなりま … [続きを読む] |
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〈特別篇〉寅さんの“家族の”ことば・博のことば つまり、兄さんの言いたい事は、 平凡な人間の営みの中にこそ、幸せがあるとでも言うのかなぁ。 第8作『男はつらいよ 寅次郎恋歌』から 第1作『男はつらいよ』で、裏の印刷工場に勤める諏訪博(前田吟)が、さくらに一目惚れしてから三年。寅さんがその橋渡しを買って出ますが、それがうまく行かなかったと思い込んだ博は、工場を辞めて、北海道に帰ろうとします。三年間の恋慕を告白した博は「僕は出て行きますけど、さくらさん幸せになってください」と立ち去ります。 そ … [続きを読む] |
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もう桜が散った地域もあれば、まだこれからの地方もある。日本人は咲きはじめにも散りぎわにも花の美を感じる。満開は目で見て楽しむもの、散りぎわは心で見て少しばかり無常の思いに浸るものか。 「えー、花見と申しましても見る人によっていろいろでして、お坊さんなんぞは『おうおう、見事に咲いたものじゃが、明日(あす)ありと思う心のあだ桜、夜半(よわ)にあらしの吹かぬものかは。南無阿弥陀仏』ってんで湿っぽくなりますな」 花見の噺(はなし)のマクラに落語家はこんなことを言う。これには続きがある。 「お侍は乱暴です。『見事に咲き終わったな。そ … [続きを読む] |
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〈特別篇〉寅さんの“家族の”ことば・おばちゃんのことば お見舞いもらったり、お返ししたり、 どうして日本人はこんなめんどくさい事するんだろうね。 第38作『男はつらいよ知床旅情』から 寅さんには、三人の母親がいます。一人は、産みの母親・お菊(ミヤコ蝶々)。もう一人は、夫が芸者に産ませた子供にも関わらず、長男、そして長女のさくらと分け隔てなく愛情を注いでくれた育ての母親です。 しかし、育ての母も秀才の兄貴も早くに亡くなり、16歳で家を飛び出して以来、20年も故郷・柴又に帰らなかった寅さんにとって … [続きを読む] |
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