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2014年06月22日(日) 
第三章 守る意識
  打撃投手で培われた肩

 私はゴロを捕ることよりも、投げることのほうに自信があった。
 プロに入ってからは生まれ持った「地肩」が強いと誤解されることが多かったが、肩はもともとそんなに強くはなかった。第二章で少し触れたが、PL学園高校でバッティングピッチャーをやるなかで、自然と鍛えられたというのが実感だ。
 一年生の時は毎日、上級生相手にボールが目一杯入ったかごを三箱分、300球から400球を投げていた。最初は肩がパンパンに張り、寝るのも辛かったのを覚えている。自分の身体に合った投げ方をしないと、毎日400球はとても

閲覧数946 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2014/06/22 11:37
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2014年06月21日(土) 
ねじばな一本

閲覧数1343 カテゴリ日記 コメント4 投稿日時2014/06/21 16:43
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2014年06月21日(土) 
第三章 守る意識
  難しい打球を簡単に捕る

ピッチャーが打ち取った打球を、確実にアウトにする。
守備にとって一番必要な要素は何かと聞かれれば、その基本に尽きると考えている。テレビニュースや新聞で報道されるような派手なプレーにばかり目を奪われがちだが、ヒット性の当たりを飛びついて捕ったりするのは、内野手にとっては「最後の手段」といっていい。
 難しい打球を簡単に捕っているように見せるのが、本当の意味でのファインプレーだからだ。
「相手のことを考えてプレーしなさい」
 同志社大学時代に、当時の野口真一監督に何度も言われた言葉だ。相手のこ

閲覧数863 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2014/06/21 11:50
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2014年06月20日(金) 
第二章 気づかせること
  損得は考えない

 物事を決断する時に、ひとつの物差しにしていたことがある。それは、自分の損得は考えないということだ。
 2005年からは日本プロ野球選手会の選手会長を務めたが、その時にも腹をくくって引き受けたという部分が大きかった。
 少し前から私が候補に挙がっているという噂があり、前任者の古田敦也さんに直接確認したところ、「多分、お前に話がいくと思うが、自分の経験からプラスになることはたくさんある。でも嫌だったら、断ればいいから」と言われた。
 実際に候補者は何人かいたが、積極的にやりたいという人間はい

閲覧数610 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2014/06/20 11:52
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2014年06月19日(木) 
第二章 気づかせること
  キャプテンは必要ない

 プロ野球のチームに、キャプテンという役割は必要ないと考えている。
 いつ頃からか、チームリーダーとしてのキャプテンという存在がもてはやされてきた。2004年のアテネ五輪、2008年の北京五輪で日本代表の主将を務めた私自身が、キャプテンとしてメディアから注目されたのが一因という面もあるだろう。
 もちろん、日本代表という即席のチームでは、ある程度リーダーシップを取れる人間が必要になるだろう。短期間でチームをまとめるうえでは、キャプテンを指名するのが得策だからだ。しかし、長いシーズンを

閲覧数984 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2014/06/19 12:01
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2014年06月18日(水) 
第二章 気づかせること
  ぶつかり合うことも必要

 チームという集団行動のなかでは、意見がぶつかる時も出てくる。プロ野球では、それぞれがプライドを持った選手の集まりである。テレビ中継では映らない部分だが、ベンチ裏では感情が爆発する時がある。
 思い出すのは、2009年の青木宣親とのやり取りである。クライマックスシリーズ進出をかけて、三位争いをしている最中だった。青木自身の打撃の調子が下降線をたどるなかで、守備でもミスが続いていた。チームの主力である青木はやり玉に挙げられることも多かった。そんななか、ある試合でセンターを守っていた

閲覧数879 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2014/06/18 17:02
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2014年06月17日(火) 
第二章 気づかせること
  嫌われ役になる理由

 チームリーダーとして、若い選手を注意することが多かったが、進んで嫌われ役になりたかった分けではない。
 2009年からはコーチ兼任としてプレーしていたが、選手としては同じ立場である。厳しいことを言って嫌われたくないという思いは、もちろん私にもあった。
 では、なぜ厳しいことを言い続けてきたか。それはやはり、チームとして勝ちたいからだった。ヤクルトは他球団に比べて、戦力に恵まれているわけではない。そういう状況のなかでは、選手全員が戦力にならないと長いシーズン勝ち進むことはできない。だか

閲覧数1238 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2014/06/17 13:19
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2014年06月16日(月) 
第二章 気づかせること
  上原の図太さと小川の謙虚さ

 活躍する選手には、活躍するだけの理由がある。2013年のメジャーリーグはボストン・レッドソックスが優勝した。そのレッドソックスでクローザーを務めたのが上原浩治である。ワールドシリーズの息詰まる熱戦は、大人のみならず子供たちをも夢中にさせたのではないだろうか。
 上原とはアテネ五輪でチームメイトになってからの、旧知の仲だ。技術的にも本当に素晴らしいピッチャーなのだが、上原の図太さに舌を巻いたことがあった。彼が巨人時代のある時、スクイズのサインが出たのだが、バットを出すとのを少

閲覧数651 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2014/06/16 12:08
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2014年06月15日(日) 
第二章 気づかせること
  身だしなみを整える

 若い選手には身だしなみについて注意することも多かった。
 髪形や服装に厳しかった野村監督の影響もあると思うが、私自身もプリンスホテルでビジネスパーソンとして働いた経験がある。個人的な基準ではあるが、「社会人として通用するか」というのを判断基準にしていた。
 ホテルマンを思い出してもらいたいのだが、髪型がオールバックでバチッと決めている方が多いと思う。もちろん、ひげを生やしているホテルマンはいない。服装もそうだが、接客業のプロとして訪れた人に不快な思いをさせないという配慮からだろう。

閲覧数964 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2014/06/15 14:00
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2014年06月14日(土) 
第二章 気づかせること
  褒めるのは結果ではなくプロセス

 実際には若い選手を叱ることが多かった私ではあるが、ときには褒めることも大切にしていた。
 最近の若い選手は、以前と比べて自己主張が強い。少しばかり注意しても、反省よりも先に「自分はこう考えていた」「自分はこうしたい」という自分の意見ばかりが先に出てくる。
 だが、野球はチームスポーツだ。社会に出てもそうだと思うが、結局は自分の主張を貫き通せるほど甘い世界ではない。
 だからこそ、こちらが言ったことができた時には、褒めるようにしていた。叱るばかりでなく、ときには褒めてこそ、

閲覧数724 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2014/06/14 12:27
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