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男の子はね、おやじとけんかして、家を出るくらいでなきゃ、 一人前とは言えません。この私がいい例ですよ。 第32作『男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎』から 寅さんは16歳のとき、父親と大げんかして20年、故郷柴又に戻りませんでした。その間のことは、映画では描かれていませんが、決して平坦な人生ではなかったはずです。 それゆえに、男の子はかくあるべき、ということばには、寅さんの人生経験が裏打ちされているような気がします。考えてみれば、洋の東西を問わず、波瀾万丈の人生を送るヒーローは、若いときに、なんらかの理 … [続きを読む] |
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早いもので四月尽も迫る。齢(よわい)を重ねるほど一日や一年が過ぎるのが早くなる。「人の感じる時間の長さはその年齢に反比例する」。「ジャネの法則」というそうだ ▼年齢による経験で時間の受け止め方が異なるためという。三歳の子にとって一年間は人生全体の三分の一。五十歳の人間には五十分の一。時が軽くなるということか。時の流れを押しとどめたい年齢層には嫌な法則でもある ▼もっと気の重くなる時間のたとえがある。「人生時間」という。年齢を三で割ってみる。人生を一日間に置き換えた場合、自分が何時にいるのかが分かるそうだ。三十歳なら割る三で十。 … [続きを読む] |
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レントゲンだってやっぱりね、 あれ、ニッコリ笑って写した方がいいと思うの。 だって明るく撮れるもの、そのほうが。 第32作『男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎』から 「男はつらいよ」には、しばしば写真にまつわる笑いがあります。これは第32作『口笛を吹く寅次郎』で、博の父の菩提寺である岡山県備中高梁市の蓮台寺の庫裏で、和尚(松村達雄)と、その娘・石橋朋子(竹下景子)に寅さんが話した「レントゲン」をめぐる笑い話です。健康診断を受けた寅さん、医者が笑っている理由がわからず、お医者さんに聞いたら「君、レント … [続きを読む] |
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俺はヒマだったらな、腐るほど持ってんだから。 持ってねえのは金だけだい。 第31作『男はつらいよ 旅と女と寅次郎』から 寅さんの旅は「風の吹くまま、気の向くまま」です。寅さんに新幹線は似合いません。何度か乗っているようですが、苦手なことに変わりありません。 その理由を第46作『寅次郎の縁談』のなかで「スピードが速すぎて、目が回るから」と博に言ったことがあります。 博の父・ひょう一郎(志村喬)も第22作『噂の寅次郎』で、岡山に帰るときに「歳(とし)をとるとな、早い乗り物に乗ったってしかたないんだ。別 … [続きを読む] |
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俺から恋を取ってしまったら、何が残るんだ。 第30作『男はつらいよ 花も嵐も寅次郎』から 寅さんは江戸前の男です。落語の登場人物のように「見立て」が得意です。例えば、第19作『寅次郎夢枕』で、米倉斉加年さんふんする大学助教授・岡倉金之助を「夏の日のドブ板じゃねぇけどもな」とののしるシーンがあります。そっくり返っている「日向のドブ板」とは落語や講談で、「てんぐになること」の見立てです。 その言い回しのおかしさは、天才俳優・渥美清さんの持ち味であり、寅さんらしさでもあります。 さて、寅さんは、年がら年中 … [続きを読む] |
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お茶の新芽幼葉と遊ぶ。 ○一握り(100グラム位)の茶葉を摘みました。 ○ビニール袋に入れ1分間レンジでチンしました。 ○障子紙(和紙)に広げて冷まします。次に少し温かい位のホットプレートに紙ごと乗せて押さえたり揉んだり握ったりふくったりして茶葉と戯れます。 ○初めはグチャグチャだった茶葉がだんだん粘りが出てきます、団子のように丸めたり伸ばしたりしながら力を加えて中の水分を押し出しながらゆっくり乾わかします。……こうするつもりでしたが握力のない私は思ったようにできません。 ○仕方ないので紙に包んだ茶葉を尻に敷きました。案外これが上手くい … [続きを読む] |
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そりゃこっちが惚れてる分、 向こうもこっちに惚れてくれりゃ、 世の中に失恋なんてのは、なくなっちゃうからな。 第29作『男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋』から 確かにその通りです。こと色恋のことに関して言えば、寅さんはオーソリティーであります。この後「そうはいかないもんな」と経験者の実感をしみじみ話してくれます。 これは、第29作『寅次郎あじさいの恋』で、想い人が結婚することになり、失恋してしまったマドンナ、かがり(いしだあゆみ)を励ますときのことばです。 二人が出会ったのは、京都は五条坂に … [続きを読む] |
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うかつにもこの歳になって初めて気が付いたが、 今までどれだけおまえ達の犠牲の上に俺は生きてきたか。 第28作『男はつらいよ 寅次郎紙風船』から 「旅先の明け暮れに、この悪い頭でいろいろ考えることがあってな」と前置きした上での寅さんの反省の弁です。この後「さくらにとってはやくざな兄貴、この車家にとっては、大きな恥」と続きます。第28作『寅次郎紙風船』の茶の間のシーンです。それにはこんな理由がありました。 福岡県朝倉市の秋月という美しい名前の土地で、テキ屋仲間が、病にふせっていると聞いた寅さん … [続きを読む] |
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忘れるってのは本当にいいことだな。 第27作『男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎』から 寅さんは江戸っ子です。苦手のものは関西弁と薄味の料理です。その寅さんが、大阪は通天閣の近く、新世界に、長逗留(とうりゅう)したことがあります。寅さんとディープな大阪、一見似つかわしくない組み合わせですが、その理由は、美しい女性に恋をしたから、ということであれば話は別です。 松坂慶子さんが、北の新地に咲いた美しい浪花芸者・浜田ふみを演じた第27作『浪花の恋の寅次郎』は、味わい深い、しっとりとした大人の恋の物語です。 … [続きを読む] |
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おまえ今、なんでも欲しいものやるって言ったら、何が欲しい? 第26作『男はつらいよ 寅次郎かもめ歌』から さくらと博夫婦が結婚したのが、1969年のこと、以来、二人の住まいは、とらやにも近い、柴又四丁目のアパートでした。柴又駅から京成線の線路を高砂方向に五分ほど歩いた辺りにあったアパートで撮影が行われていました。 アパート名は変わりますが、第5作『望郷篇』から第25作『寅次郎ハイビスカスの花』まで、ほぼ同じ場所で撮影されていました。 さくらの部屋には電話もなく、いつも呼び出しでした。さくらは、得意の洋 … [続きを読む] |
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