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2014年05月22日(木) 
   苦労したんだなぁ、本当に皆さんご苦労様でした。
                第48作『男はつらいよ 寅次郎紅の花』から
 最終作となった第48作『寅次郎紅の花』のラストで、寅さんは神戸市長田区の被災地を訪ねます。寅さんはこの地で、阪神淡路大震災に逢い、そのままボランティア活動をしていたのです。それから11カ月後のお正月、寅さんが「菅原市場 復興祭」へやって来たのです。
 『寅次郎紅の花』では、寅さんとリリー(浅丘ルリ子)は奄美群島の加計呂麻島(かけろまじま)で楽しい日々を過ごし、二人そろって柴又のくるまやに帰ってきます。ちょっと

閲覧数858 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2014/05/22 11:51
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2014年05月21日(水) 
   おばちゃん、俺はこの鉛筆見るとな、
   お袋(ふくろ)のことを思い出してしょうがねえんだい。
                第47作『男はつらいよ 拝啓車寅次郎様』から
 第47作『拝啓車寅次郎様』で満男(吉岡秀隆)は大学を卒業し、靴メーカーの営業マンとして就職します。久しぶりに帰ってきた寅さんを囲んでの茶の間のひととき、「仕事は面白いか?」と寅さんに聞かれた満男は、不平不満をこぼします。
 それを聞いた寅さんは「勝負してみるか」と、机の上にあった鉛筆を「俺に売ってみな」と満男に差し出します。何十年もの長い間、口八丁で啖呵売(た

閲覧数889 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2014/05/21 11:55
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2014年05月20日(火) 
  旅というものはな、
  行き先を決めてから出かけるもんじゃねえんだよ。
               第46作『男はつらいよ 寅次郎の縁談』から
 寅さんは、旅から旅への人生を送っています。財布に五百円札一枚しかないこともあります。大抵は、地方の商人宿と呼ばれた、木賃宿に泊まっているのですが、それとてお財布と相談です。予算が足りないときは、駅のベンチで寝たり、満天の星を眺めながら、草むらでゴロリと寝ているかもしれません。
 「風の吹くまま、気の向くまま」の名ぜりふの通り、寅さんはマイペースで旅を続けているように見えます。当たり前で

閲覧数786 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2014/05/20 11:52
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2014年05月19日(月) 
  ちょいとだけ、いい男ぶらしてくれよ。
                  第45作『男はつらいよ 寅次郎の青春』から
 全48本作られた「男はつらいよ」シリーズのなかで、最もカッコいい寅さんの登場シーンといえば、第45作『寅次郎の青春』だと思います。
 宮崎県は油津(あぶらづ)港にほど近い、堀川運河にかかる小さな橋のたもとにある理容店の女主人・蝶子(風吹ジュン)が、行きつけの食堂でお昼休みを過ごします。カウンターに座り、ママにこんなことを言います。
 「あーあ、どっかにええ男でもおらんじゃろか? 沖縄でん、北海道でん、ついていくっちゃけ

閲覧数510 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2014/05/19 11:45
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2014年05月18日(日) 
   寂しさなんてのはな、歩いているうちに風が吹き飛ばしてくれらぁ。
                 第44作『男はつらい 寅次郎の告白』から
 1991(平成3)年12月に公開された『寅次郎の告白』は、寅さんのおい・満男(吉岡秀隆)とガールフレンド・及川泉(後藤久美子)の恋を描く「満男シリーズ」の三本目です。
 両親が離婚し、水商売をしている母・礼子(夏木マリ)と名古屋に住んでいる泉も高校三年生。就職の面接のために上京。たまたま柴又に帰ってきた寅さんは、さくらたちとともに、寂しい思いをしている泉を本当の家族のように迎えます。
 ところが、高

閲覧数1684 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2014/05/18 11:54
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2014年05月17日(土) 
   貧しいね、君たちは。二言目には金だ。
   金なんかなくたっていいじゃないか、美しい愛さえあれば!
                 第43作『男はつらいよ 寅次郎の休日』から
 寅さんは年中恋をして、年中振られている。そんなイメージがありますが、シリーズを見てゆくと、さまざまなかたちの愛が描かれています。
 自分の気持ちを伝えることなく、そっと相手の幸福を願うだけのこともあれば、困っている相手のために、奮闘努力することもあります。でも、寅さんは自分の恋する気持ちを、一方的に相手に押し付けることはしません。また、相手から何かの見

閲覧数890 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2014/05/17 11:44
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2014年05月16日(金) 
   私は、おいの満男は間違ったことをしていないと思います。
                第42作『男はつらいよ ぼくの伯父さん』から
 「男はつらいよ」は、第42作『ぼくの伯父さん』から、平成の若者たちの、決してスマートとはいえない生き方を応援する「青春映画」へとシフトしてきました。世は変われども、変わらないのは、若者の悩みでもあります。
 この作品から吉岡秀隆さんふんする満男の初恋の人・及川泉役として後藤久美子さんが出演。それまで「男はつらいよ」とは無縁だった若い世代が劇場に駆けつけ、観客動員数も上昇しました。
 浪人生の満男は、

閲覧数814 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2014/05/16 13:16
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2014年05月15日(木) 
  酒のにおいが腹の真にじぃっと染み通ったころ、おもむろに一口飲む。
  さぁ、お酒が入っていきますよ、ということを
  五臓六腑に知らせてやるんだ。
               第42作『男はつらいよ ぼくの伯父さん』から
 1969年に始まった「男はつらいよ」シリーズは、昭和40年代末から60年代にかけて、多くの観客を魅了し、国民的映画シリーズと呼ばれるようになってきました。お盆とお正月、年2回、公開される新作は、日本人の歳時記のようなものとなりました。
 このシリーズと寅さんは「変わらない」ことを身上に続いてきました。まだシリーズが続いてい

閲覧数638 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2014/05/15 11:50
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2014年05月14日(水) 
  じゃ、また夢の続きを見るとするか。
               第41作『男はつらいよ 寅次郎心の旅路』から
 第25作『寅次郎ハイビスカスの花』のクライマックスで、寅さんは、リリー(浅丘ルリ子)に「俺と所帯を持つか」といいます。その気持ちをうれしく思いながらも、受け止めかねたリリーは「私たち、夢見てたのよ、きっと。ほら、あんまり暑いからさ」といい、寅さんは「そうだよ、夢だ、夢だ」とがっかりします。
 これを失恋とするかはともかく、二人はまた旅の人となります。山田洋次監督が素晴らしいのは、ラストで二人を再会させて幸福なエンディング

閲覧数792 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2014/05/14 11:57
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2014年05月13日(火) 
  どこの川の流れも同じだなぁ、
  流れ流れて、どこかの海に注ぐんだろう?
                第41作『男はつらいよ 寅次郎心の旅路』から
 寅さんの故郷のイメージは、悠々たる江戸川の流れにあると思います。それが少年時代の原風景であることは、映画を観ているとよくわかります。寅さんには川辺がよく似合います。
 第17作『寅次郎夕焼け小焼け』では、夏の日差しのなか、兵庫県たつの市の揖保川(いぼがわ)のたもとでアイスキャンディーをほうばります。
 第22作『噂の寅次郎』では、静岡県島田市の大井川にかかる蓬莱橋(ほうらいばし)で、旅の

閲覧数445 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2014/05/13 11:52
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